長期固定金利と変動金利

住宅ローンには、長期固定金利と変動金利とがあります。長期金利には長期固定金利が、政策金利には変動金利が影響している。これはなぜだろうか。

まずは、長期固定金利の住宅ローンについて。それぞれの銀行は資金集めを債権市場から行います。その中でも最も大きい市場は、十年物国債です。基本的に、長期金利と言われているのが十年物国債利回りで、それが上がったり、下がったりすることが、長期固定金利に影響を与えるというわけです。前月の国債利回りの動きによって、次月の各銀行の長期固定金利が決まります。

続いて、変動金利ですが、変動金利は短プラが影響しています。また日本銀行の政策金利が短プラに影響しています。短プラというのは、金融機関が短期間の貸出をする時に使われている金利のことです。ですので、変動金利は、いつどの状況でも、政策金利が変わればそれに影響されるということになります。これから先の変動金利について知りたいのであれば、日本銀行が、月に一回行う会合で決定する、政策金利を抑えておけばいいでしょう。